男の「可愛い」は、表面的な面で判断するケースが殆どだと思います。
変わって女性は愛嬌や仕草など、色んな意味を含んでいるケースありますし、
可愛いの定義は、同性間でも異なります。
子供の頃に、猫に引っ掻かれた記憶があれば、可愛いどころか、猫の写真を見て嫌な
気持ちになさえなると思います。飼い猫を亡くされたばかりの方が、猫の写真を見ると
逆に気持ちが沈むこともあると思います。
つまり猫の写真を見て可愛いと思うのは、脳がその人の記憶や思い出を検索して、
そのように思わせているだけです。
撮る側がどんなに感情を込めて撮っても、写真だけでは伝わらないです。
私はありのまま正確な情報を、将来、里親になる方に正確に伝える事だけを念頭に
いま写真を撮っています。写真は手段であり、道具でしかありませんので。
ドライな考えかもしれませんが、そうやって写真を撮り続けると、
いつからか迷いが無くなります。空っぽにさえなります。
猫を「可愛い」対象として見るのではなく、人が人を見るように猫を見るようになります。
これが里親募集の猫写真に撮って、一番大切な根っこの部分だと感じています。