○カメラ(その5)
猫をやさしくふわふわに撮る!~絞りのお話~
前回はシャッター速度についてお話しましたが、今回は「絞り」についてです。
また懲りずに同じ図を載せちゃいます。
F2.8,F4,F5.6とまた数字が記載されていますが、これらが絞り値を表しています。
このF値を調整することにより何ができるかというと、
①レンズから取り込む光の量を調整する。
②ピントの合う範囲(被写界震度)を調整する。
①のレンズから取り込み光の量を調整する、ですが、
窓にかけているブラインドを想像してください。全開(F値最小)にすると光が大量に光が
入ってきますよね。②のピントの合う範囲(被写界震度)ですが、平たくいうとF値が小さいとボケやすくなり、F値が大きいとピントが合う範囲が大きくなります。
結論から言うとF値の値を小さくするとボケの大きいふんわりした写真が撮れます。
当然ですが、室内で撮影するならF値は小さくしたほうがいいです。(明るく、ボケやすいので)ただここでも問題が生じます。
ピントが合う範囲が狭いと、猫の顔、主に目にピントを合わせるのが
困難になるのです。
次の写真は鼻にピントが合っていますが、目にピントが合っていないため
不自然な写真になっています。(F2.5)
目と鼻にピントが合った写真です。人や動物の写真については、大抵の場合
鑑賞者はまず目に視線を持って行き、次に鼻を見ます。(F2.5)
また静止している猫であればいいですが、動いている猫の目にピントを合わせるのは難しいです。その点F値が大きければ、ピントの範囲も大きくなりピンボケの失敗写真も減ります。
今度は逆にボケにくくなりますが、そのあたりのテクニックはまた後日ブログにあげたいと思います。私が撮る猫写真はボケを多様した写真がほとんどですが、個人で好みが分かれてくると思います。
綺麗な風景写真のように、全体にピントがあった写真のほうが綺麗という方もいます。
おしゃれな猫カフェなどでは、かわいい小物もありますので、背景も綺麗に撮りたいと思う方もいると思いますが、その場合はF値を大きくすればいいのです!
ボケやすい写真を撮るにはF値を小さくする、ということを覚えておいてください。
次回はISOについて!
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