○カメラ(その4)
写真がぶれる! ~シャッター速度を覚えよう~
室内で撮影する場合、ネコに限らず、人間でもブレちゃいますよね。
特に子供だとじっとしていないので、余計撮影するのは難しいと思います。
まずブレ(ピンボケ)の原因として考えられる点は何でしょうか。
大きく分けると下記2点になります。
①手ぶれ(手持ちカメラで起こる)
②被写体ぶれ
ブレナイ写真を撮るためには、手振れ、被写体ブレ対策をする必要がありますが、
まず覚えておかなければいけない知識として、シャッター速度があります。
シャッター速度については下記の絵の真ん中、Shutterが分かりやすく表現しています。
1/1000,1/500,1/250と数字が記載されていますが、これがシャッター速度です。
カメラをお持ちであれば、一度は見たことがあると思います。
左にいくほどシャッター速度が速いので、被写体を止めて撮影できますが、
右にいくほどシャッター速度が遅くなるので、被写体がぶれてしまいます。
日本の古い映画やドラマで、写真館などで大型カメラで撮影しているシーンがあると出てきますが、
カメラの前でじっと静止している役者さんがいますよね。
大昔のカメラは、シャッター速度が遅かったので露光に数秒かかりました。(1/1000なんてありえない)。動物のような動きのある被写体を取れるようになったのは、ここ3,40年ぐらいの話です。
このようにシャッター速度は露出時間をコントロールするためのものです。
話がそれましたが、猫の写真を撮る場合はいわずもがな、ある程度のシャッター速度も必要です。
どこに動くが予測がつきにくいので、、。
手振れと被写体ぶれを防ぐにはどうすればいいか。。
①手ぶれ
一般的には三脚を使いましょう、となりますが猫撮影では使いにくいので使えません。
色々とやり方はありますが、まずはシャッター速度をレンズの焦点距離 / 1以上にするように
心がけましょう。
例) 50mmレンズなら 1/60など
②被写体ぶれ
猫でも成猫と子猫では、シャッター速度の値は違ってきます。子猫は素早いので早めで
大人の猫はちょっと遅めでもいいと思います。
部屋の明るさにもよるので、部屋は極力明るくしましょう。デスクのLEDスタンドライトでもOKです。
今までの話からすると、シャッター速度はいつも早い状態にしておけばいいじゃないの!と思われるかもしれせんが、これはこれで問題があります。
シャッター速度を早くすると、光をカメラのフィルムやセンサーに取り込む量がすくなります。
写真が暗く(アンダー)になってしまいます。
これを調整するためには、上の図にある絞り(Aperture)とISOも調整する必要があります。
次回は「絞り」について説明します。!
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